一目均衡表を使ってトレンド転換を予測する方法をご紹介します。
一目均衡表が最も力を発揮できるのは、トレンドが転換する局面です。
トレンドが転換する局面でササッとトレンドに乗ることができれば、大船に乗ったかの如く余裕で利益を確保することができます。
なので、ぜひともトレンド転換の初動に乗っかれるようにしましょう。
この記事では、基準線を使ったトレンド転換の予測と、遅行線を使ったトレンド転換の予測方法をご紹介します。
さっそくですが、まず1つ目の『基準線を使ったトレンド転換予測法』をみていきましょう。
基準線を使ったトレンド転換予測
チャートはユーロ円の週足です。
下降トレンドが底打ちして遅行線がローソク足を上抜けて、黄色のマルの地点で大陽線が出て過去26日間の最安値が切り上がったことで、基準線が大きく上向きになりました。
ここで注目すべきなのが、基準線の傾き具合です。
週足レベルの基準線が上向きになるには、相当大きな相場の変動がないと起こりません。なのでトレンド転換した可能性があり上昇トレンドに入っていくことが予測できます。
チャートはユーロ円の日足。
日足を見ると勢いよく上昇しており、ローソク足と雲、ローソク足と遅行線の距離が離れすぎているように見えます。なので、この後の展開としては、一旦調整の押しが入る可能性がありますね。
少し押し目が入ったところで買っていくといいでしょう。
押し目買いの方法については以下の記事に詳しく書いています。
⇒押し目買いの方法はコチラ
このように基準線の傾きに注目すれば、トレンドの加速や転換、停滞を素早く察知することができるので、たえず注視しておきましょう。
遅行線を使ったトレンド転換トレード
次に、トレンド転換の初動を最速でとらえる超優れたツールである『遅行線』を使ったトレンド転換予測法をご紹介します。
チャートはビットコインドルの日足。
赤の四角の所で遅行線がローソク足を上抜けています。
その後、レートの方は上昇トレンドが発生しました。
遅行線がローソク足を上抜けた時点で、すでに転換線は基準線を越えており、ローソク足の雲抜けで三役好転の完成です。
それと共に、遅行線とローソク足も『X』を描いてクロスしています。
これは最強のトレンド転換を示唆しており、その後、実際に大きな上昇トレンドが発生しています。
チャートはポンドオージーの日足チャート。
ここでもBの地点で遅行線とローソク足がきれいな『X』を描いてクロスしています。その後トレンド転換して下降トレンドが発生していますね。
この、遅行線のローソク足上抜け下抜けは一目均衡表でも1、2を争う最強の売買シグナルです。
トレンド転換の初動段階に乗っかれるので、うまくいけば大きな利益を期待できます。
遅行線のローソク足抜けはガッポリ儲かるってわけ。
なので私は、ダマシに合ってもいいので、遅行線のローソク足抜けが起こった際は、即効でエントリーしています。
ダマシだったら損切りすればいいだけの話ですからね。
ちなみに、極力ダマシを避けるために、遅行線がクロスするかしないかを事前に予測する方法があります。
当ブログにいらしたあなただけに、特別にご紹介します。
遅行線とローソク足のクロスを事前に予測してみる
チャートはオイルドルの日足です。
三役逆転が完成して下降トレンド入りしましたが、直近では戻りの反発しております。この時の基準線は水平。
このまま上昇していくかもしれないし、下落するかもしれない。
さて、この状況をどう考えるべきでしょうか?
答えは、遅行線とローソク足の位置関係を見ればわかります。
仮にここから上昇して遅行線がきれいに『X』の形を描いてローソク足とクロスするには、かなり距離が離れています。果たしてそこまで急上昇するでしょうか?
さすがにそれは考えにくいとなれば、一旦は基準線まで戻した時、または雲の下限付近まで戻した時に、戻り売りでエントリーするのが妥当だと考えます。
または、この位置から再度下落して、転換線を下抜けた時に短期目線で、追随売りエントリーということも考えられます。
遅行線とローソク足のクロスするのを予測するポイントは、
遅行線がローソク足をきれいに抜けるには、どこまで価格が上がらないとダメなのかを考えること
そうすれば自ずとトレンドを予測できます。
ぶっちゃけこの予測方法は、一目均衡表を使う上でのキモです。
こういった使い方はネットに転がっていません。
一目均衡表はその形状から、一目で未来が予測できるのが最強といわれる所存です。
覚えておいて損はないでしょう。
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