どーも、一目マフィアです。
一目均衡表の遅行線でトレンド分析が出来るのをご存知でしょうか?
この記事では、遅行線を使った高度なトレンド分析方法を解説していきます。
一目均衡表を使ったトレンド分析といえば、価格と転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2との位置関係や、転換線と基準線の位置関係を見る。
または、遅行線と価格の位置関係を見てトレンドを判断するのが主流ですよね。
ですが、この記事をみることで新たな遅行線の使い方を知ることができます。
恐らく他ではあまり目にすることのない内容だと思うので見逃し厳禁ですよ。
ぜひ最後までご覧ください。
ではさっそくいってみましょう。
遅行線はこう使え!環境認識の精度が爆上がり!
通常、遅行線を使ってトレンド分析をする場合は、価格と遅行線を比較して、遅行線が価格より上にある時は上昇トレンド。
反対に遅行線が価格より下にある時は下降トレンドと判定します。
これがスタンダードなやり方ですね。
遅行線は現在の価格線を現在の価格を含めた26本前に表示されているので、現在の価格と26本前の価格とを比較しています。
26本前に建てたポジションが現在の価格と比べて儲かっているのか?それとも損しているのか?ということがわかります。
また、一目均衡表の研究結果から人の心理としてポジションを持ってから決済をするまでの期間は26本目が最も多いとされてます。
もちろんこれだけで十分なんですが、私は他の指標とも比較させています。
具体的には『遅行線と転換線の位置関係』『遅行線と基準線の位置関係』『遅行線と先行スパン2の位置関係』も見てます。
なんでかというと、9期間の半値である転換線は短期の相場、26期間の半値である基準線は中期の相場、52期間の半値である先行スパン2は長期の相場を示しているからです。
・遅行線と転換線の関係というのは、現在の価格と9期間前の相場を比較している
・遅行線と基準線の関係というのは、現在の価格と26期間前の相場を比較している
・遅行線と先行スパン2の関係というのは、現在の価格と52期間前の相場を比較している
ということになります。
つまり、遅行線と転換線の位置関係を比較することで短期トレンドを、遅行線と基準線の位置関係を比較することで中期トレンドを、遅行線と先行スパン2の位置関係を比較することで長期トレンドを知ることできるのです。
一目均衡表の遅行線と転換線と基準線と先行スパン2を比較せよ
では一体なんのために比較するのか?
というと、トレンドが発生しているということは、ある相場の期間の中心である半値が切り上がったり切り下がったりするからです。
仮に上昇トレンドだとすれば、上昇相場の中心がどんどん切り上がっていく状態、下降トレンドの場合は下降相場の水準がどんどん切り下がっていく状態を意味します。
過去の相場の半値と現在の価格、つまり遅行線を比較することで今がどういうトレンドかがわかるというわけですね。
例えば、転換線と遅行線を比較して、遅行線が転換線より下にあれば、短期の相場の中心が切り下がっているということで、短期トレンドが下降中と判定します。
基準線と遅行線を比較して、遅行線が基準線より下にあれば、中期トレンドが下降中だと判定します。
先行スパン2と遅行線を比較して、遅行線が先行スパン2より下にあれば、長期トレンドが下降中だと判定します。
【下降トレンド】
・遅行線<転換線=短期下降
・遅行線<基準線=中期下降
・遅行線<先行スパン2=長期下降
【上昇トレンド】
・遅行線>転換線=短期上昇
・遅行線>基準線=中期上昇
・遅行線>先行スパン2=長期上昇
これだけなので見方はとても簡単ですね。
遅行線は最強の環境認識ツール
このように遅行線以外の各線と遅行線の位置関係を比較することでトレンド分析が簡単になり、かつその精度も上がります。
長期足で環境認識を行えば、短期足でトレンドが転換した瞬間も狙うことができます。
例えば、4時間足で遅行線が転換線を上抜けたら短期間の上昇勢力が強いと判断して、5分足に切り替えて買いのサインを待つという戦略が立てられます。
これが基準線を上抜けたら中期間の上昇勢力が強いと判断、先行スパン2を上抜けたら長期間の上昇勢力といった感じです。
このチャートの例では、長期がまだ下降トレンド中なので警戒すべきですが、短期トレードならばサクッと入れそうですね。
長期の先行スパン2まで来る頃にははそこそこ時間が経過してるので過熱感から一旦は反発して、トレンド転換がすんなり行かないこともあるので、基本数値で時間軸の経過についても見極めた方がいいでしょう。
短期売買なら転換線で判断した方が上手く行くことが多いと思います。
ということで、遅行線を使ったトレンド分析方法についての解説は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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