どーも、一目マフィアです。
この記事では一目均衡表でトレンド転換が起こる流れの見方と、トレンド転換が起こる中で具体的にどの段階を狙って売買していけばいいのか?について解説しています。
トレンドの転換を見極めることはトレードを行う上で極めて重要です。
この動画を見ることにより、トレンドの移り変わりが起こる順番や成り立ちがわかるうえに、積極的に狙っていきたいタイミングを理解することができるようになります。
あなたがトレードで成果を出すためのヒントになる可能性があるので、ぜひ最後までご覧ください。
ではいってみましょう。
一目均衡表で上昇トレンドへ転換する流れとは?
まずは下落トレンドから上昇トレンドへとトレンドが転換していく流れをみていきます。
この画像は価格が下降から上昇へと変化していく流れの時に一目均衡表の各線がどのように動くかをシミュレーションしたもの。
この画像ではごちゃごちゃしてわかりにくいので、後で順を追って説明します。
ここではサラッとその変化の過程を紹介。
①価格が転換線を上抜ける
②価格が基準線を上抜ける
③転換線が基準線を上抜ける
(均衡表の好転)
④遅行スパンが価格線を上抜ける
(遅行スパンの好転)
⑤価格が先行スパン1を上抜ける
⑥先行スパン1が先行スパン2を上抜ける
(雲のねじれ)
⑦価格が先行スパン2を上抜ける
(三役好転)
このような流れを知っていれば、売り目線から買い目線へと変化する中で、今がどの段階か?ということがすぐにわかりますよね。
買い方の完成形になればそれから後はどんなに価格が上昇しても並び順は変わりません。
完全なる買いの時代であり買い目線です。
上昇から下降トレンドへと転換する流れ
しかし、その買い時代もやがて終わり売り時代へと変化していく。
その変化の過程は以下のとおり。
逆に下降トレンドが続くと最終的には下から価格・転換線・基準線・先行スパン1・先行スパン2という並び順になる。
そしてこれ以後、どんなに価格が下がろうともう並び順に変化は起こりません。
なのでこの並び順を完全なる売りの時代と呼びます。
でも、必ずこういう順番で推移するわけではないですよね?
場合によっては各線の並ぶ順番が前後したり、途中まで行ったけどまた戻ってしまうといった動きになったりします。
なので、この順番はあくまで典型的な動きの基本パターンだと思っておいてください。
実際には上昇の押し目・下降の戻り・もみあい、レンジなどで順番が変化します。
じゃあ意味ないじゃん!ってことですがそんなこともありません。
なぜなら、基本である正しい順番を理解しておくとトレンドの強さを計ることができるからです。
基本の順番どおり推移しているときはトレンドが強い時、順番どおりでない動きをしているときはトレンドが弱い時。
そういった判断が出来るようになります。
なので、一目均衡表でトレンドの転換していく様を見ることは重要なんですね。
では次に、転換していく中で具体的にどのタイミングを狙っていけばいいのか?について解説していきます。
短期トレンド転換を解説
まずは最初のスタートライン。
価格が転換線を上抜けるところ。
これは序盤戦です。
下降トレンドで今まで売り一色だったのが、短期の買い方が強気に変わったということですが、ここではまだ売り方の方が強いですね。
何故なら、価格と転換線は頻繁にクロスするし、一回クロスしてもすぐにまた戻ることが多いのが特徴です。
転換線と基準線の間に入ってから再度下落していくのは典型的な戻り売りのパターン。
なので基準線を超えるまでは基本売り目線でOK。
まだまだ序盤の小競り合いです。
てことで、ここで買いを仕掛けるのはまだ早すぎます。
次は、価格が基準線を上抜けるところ。
ここは短期の買い方についで中期の買い方まで強気に変わった場面ですね。
これまで売り方としてショートしていたポジションの手仕舞いを検討し始める時期です。
買い方としては買いエントリーの検討時期ですが、買うのはまだ時期早々。
もし仕掛けるとしたら少ないロットで試し玉程度にすべきです。
中期トレンド転換の流れを解説
そして、次は転換線が基準線を上抜ける均衡表の好転です。
ここはトレンド転換の山場で抜けるまでは売り方と買い方がバチバチにやり合ってる場面ですね。
なので抜けた場合は下降トレンドから上昇トレンドへと変わったという根拠になります。
この時点でこれまで売っていた売り方の売りポジションは決済する時期ですし、いよいよ買い方が買いを仕掛けるタイミングです。
ただ、ここでもまだ早めの仕掛けとなるので、騙しがよく起こります。
レンジ相場の時に起こる均衡表の好転は鵜呑みにせず、売買サインとしてはいけません。
好転してから一旦押し目をつけて、再度上昇していく所を確認して狙うのはアリです。
大きく獲れるチャンスでもあるので、損切りをキッチリ入れることができれば、勝った時に美味しいポジションですね。
次は、遅行線が価格を上抜けで、中期の最終決戦です。
遅行線が価格を上抜けるということは、26日前に買った人たちがマイナスからプラスに転じたということになります。
これにより買い方と売り方の心理状況が逆転するので、買い方は強気になり、売り方は弱気になります。
ここでようやく買い方の勝利が確定。
ここでも一旦押し目を待ってからの再上昇を狙うとダマシを防ぎやすくなります。
ただ、この段階は順調にいけばサクッと一気に上がりますが、もたつくと時間がかかることもあります。
価格の転換線上抜けから遅行線の価格上抜けまでの間に時間がかかり過ぎるとレンジ相場になる可能性もあり注意が必要。
買い方と売り方の戦いが激しい場合、時間が長引くほどにレンジ相場になる可能性が高くなりますね。
ここまでをまとめると、『価格の転換線上抜け』で短期の買い方が強気に転じる。
『価格の基準線上抜け』で中期までの買い方が強気に転じる。
『転換線の基準線上抜け』で買い方の勢力が上回るタイミングになり、『遅行線の価格上抜け』もスムーズにいけば完全に買い方有利なトレンド転換となります。
序盤のトレンド転換でしっかりと取るためには、この辺で仕掛けていかないと遅すぎますが同時にダマシも多くなります。
その騙しを軽減するための考え方としては、下降トレンドであや戻しになりやすい基準線を上抜けて、転換線と基準線が好転したところで仕掛ける。
その後、遅行線も好転してくると仕掛けが成功した証拠となるのでポジションをキープしますが、遅行線が好転しない場合は騙しの可能性が高いのでポジションを切るようにします。
では、先に進みましょう。
長期トレンド転換の流れを解説
次は価格が雲に突入する段階ではいよいよ長期トレンド転換に向けたの最終段階に入っていきます。
その最初の門である先行スパン1を抜けられるか否か?
この先行スパン1で跳ね返されるというパターンは実際によくあります。
ここで先行スパン1を突き破ったということはいよいよ完全なる買いトレンド状態に近づきます。
ただし雲の中ではみあいが起こります。
そして雲が薄い場合は簡単に抜けれますが、厚い雲はそう簡単に抜けれません。
次に起こるのが、雲のねじれです。
雲のねじれは長期トレンドの転換を示しており、実は価格が雲の中にあるときに起こります。
これは絶対ではないですが、通常の値動きの場合は26日先に描かれた雲がねじれたという時には価格は雲の中にあります。
ここまで来ると長期でのトレンドが買いに転換する一歩手前まできていることになります。
そして次は、いよいよ価格が雲を突き抜ける時です。
ここで有名な三役好転が起こります。
三役好転とは転換線と基準線の好転・遅行線の好転・価格が雲を上抜けるという3つですね。
一目均衡表をご存じなら、三役好転は遅いシグナルであることを知っているはずです。
ここで重要なことは早い遅いという問題ではなく、長期トレンドが転換したということ。
もちろん雲抜けでエントリーもありですね。
その場合は一旦押しを待って反発した時の方が安心できます。
ただし、三役好転はダマシも多くて上昇トレンドがいつ終了するかわからないのも事実。
そこでトレンド継続の確認方法として使えるサインが、転換線の雲を抜け、基準線の雲を抜けになります。
補足として価格の雲抜け後に、
・転換線が雲を突き抜ける
・基準線が雲を突き抜ける
長期で転換線の雲抜け、基準線の雲抜けが起こるとその後に上昇が継続していくサインだとされてます。
逆にこれがなければ雲抜けでとったポジションは手仕舞った方がいいかもしれません。
そして、トレンド転換の最終章。
価格が雲のねじれのところまで来て線の並び順が上から価格・転換線・基準線・先行スパン1・先行スパン2となる。
これぞ上昇トレンドの最終形態です。
ここから先はこの形が崩れない限り、買い目線が続きます。
ということで、一目均衡表で起こるトレンド転換の流れは以上になります。
一目均衡表の準備構成とトレンド転換を組み合わせる
最後まで見て頂いた奇特な方に、ささやかなおまけです。
一目均衡表の分析で最も有効なのは、準備構成が完了している銘柄を探し取引することだといわれてます。
準備構成とは、「基本数値による底値固め」のことです。
準備構成を経て、均衡表が好転したところで、初めて買って良いと考えます。
なので、準備構成を終えて上昇しつつある銘柄を探すことが重要です。
準備構成は底から数えて26本を基本とするが、これは目安なので本数にはあまりこだわらなくていいです。
結果的に、17本、33本、42本などという基本数値になりやすいですが、厳密に当てはめる必要はありません。
底から上昇していた価格が一度下落し、前回の安値を下回ることなく、ダブルボトムやトリプルボトムを形成してから上昇を始めるところを狙います。
その底固めの期間が17、26、33、42本に近い数値だと最高だということです。
準備構成が出来ていない間の均衡表の好転は参考にとどめ、売買シグナルとしてはいけません。
ということで、今回の内容は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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