一目均衡表とRSIを組み合わせた手法をご紹介します。
ご存じの通り、一目均衡表はトレンド系のテクニカル指標に分類されます。
トレンド系の一目均衡表に、プラスαで組み合わせる最適なテクニカル指標としては、オシレーター系のRSIが合います。
この記事で紹介する『一目均衡表とRSIを組み合わせた手法』では、一方方向にトレンドが出ている時の『押し目買い・戻り売り』を狙ってエントリーしていく手法となります。
なお、RSIはエントリー時ではなく、決済するときに使います。斬新な使い方でしょ?
この手法を実践することで、単純に一目均衡表を使ってトレードするよりも格段に精度が高まるので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
では、さっそくみていきましょう。
一目均衡表とRSIのパラメーター設定
【一目均衡表の設定】
転換線:9
基準線:26
先行スパンB:52
【RSIの設定】
期間:14
【時間足】
4時間足
日足
【通貨ペア】
全ての通貨ペアに対応しています。
ただしオススメとしては、なるべくボラティリティの高い通貨ペアを選ぶといいでしょう。
では、具体的な売買ルールを紹介します。
一目均衡表×RSI手法のエントリーポイント
上昇トレンドでは押し目、下降トレンドでは戻りを待ってエントリーします。
トレード前に、雲と基準線の位置でトレンドを判定します。
【売買ルール】
(フィルター)
・ローソク足が雲と基準線より上にあれば上昇トレンドと判断
・ローソク足が雲と基準線より下にあれば下降トレンドと判断
ここでトレンド判定をしたら、トレンドと同じ方向にエントリーします。
(買いエントリー)
・ローソク足が基準線にタッチして終値で反発したら買い
(売りエントリー)
・ローソク足が基準線にタッチして終値で反落したら売り
さらに基準線と雲の向きがトレンドと同じ方向ならば成功する確率が高くなります。そういった場面では強気にロットを増やすのもアリでしょう。
この手法で注意すべき点は、ローソク足が終値で確定してからエントリーすることです。確定前に先走ってしまうとダマシにあう可能性があるので。
また、このトレード手法は、トレンド発生中に基準線で反発を狙った『押し目買い』と『戻り売り』ですが、必ずしも基準線にタッチすることが前提ではありません。
チャートをみればわかるように、きっちり基準線にタッチしている場面ばかりではなく、基準線の上の位置からでも反発してることはあります。
なので、あくまでも基準線タッチは目安として考えて、おおよそ基準線付近で反発していればOKです。
あまりに厳密にタッチを待っているとエントリーチャンスが限定されるので、ある程度フランクにエントリーしてもいいと思います。
では、次に決済方法をみていきましょう。
一目均衡表×RSI手法の決済方法
エントリー後は、RSIを見ながらトレンドがいつまで続くのか予測を立てます。
【決済ルール】
買いエントリーの場合、RSIが70%を超えた後70%を下回ったら決済
売りエントリーの場合、RSIが30%を超えた後30%を上回ったら決済
含み損があろうが、含み益があろうが問答無用で決済です。
決済のタイミングは終値で確定した時です。
また、RSIがラインを割っても、ローソク足が再度基準線にタッチした場合は、雲の方向を確認して、終値確定で再エントリーできます。
基準線と雲が上向き、又は下向きならばトレンドが継続してる証拠
だからです。
ただし、初回エントリーに比べると勢いは弱まっているので、見送るという選択もありですね。
ロットを少なくしてエントリーして様子をみてもいいでしょう。
今回の手法では、一目均衡表にRSIを組み合わせましたが、キモになるのは一目均衡表とRSIの連動性です。
一つ一つのテクニカル指標の動きとローソク足の関係を見るのではなく、2つのテクニカル指標とローソク足の関係を見ることが重要です。
例えば、基準線と雲が上向きなのにRSIが下向きの時にローソク足はどう動くのか?
雲とRSIは上向きで基準線が下向きの時にローソク足はどう動くのか?
こういった組み合わせた指標を連動させて、一つの動きとして考えることが大事なのです。
こういう動きのデータを蓄積していくことで、「なんとなく上昇しそうだな」とか「この場合は下落しそうだ」ということがわかってきます。
経験は宝なり
何度も実践して自分なりの動きを掴んでください。
強力なトレンドorもみ合いだった場合の対処法
この手法でエントリーに迷う場面としては、急上昇、急下降していたり、値幅の狭いもみ合いでレンジが続いている時ですね。
こういった相場状況の時は、今後の値動きを予測がしづらいこともあります。
その様な場面では、先行している雲を見てみましょう。
具体的には、
雲のねじれを確認すること
です。
例えば、急激なトレンド発生中に先行する雲が、ねじれて反転していればその付近でトレンドが転換する可能性があります。
逆に、雲がねじれていなければ、しばらくはそのトレンドが続くことが予測できます。
もみ合いレンジ相場の場合も、先行する雲がねじれて反転していれば、その辺りでブレイクしてトレンドが発生する可能性があります。
相場の動きが予測しづらい時は、こういった『先行する雲の動き』をよく見ると答えがみつかります。
また、ポジション保有中にどこまでトレンドが続くかを予測するのにも雲は役に立ちます。
先行する雲がねじれていれば、「そろそろ決済のタイミングだなぁ」ということがわかります。
ということで、迷った時には、先行する雲を予測に使ってみてください。
では、レッツ!トレード!
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