一目均衡表とMACDを組み合わせたトレード手法をご紹介します。
この手法はトレンド発生時に上手く乗っかる『順張り』でのエントリーになります。
「トレンド・イズ・フレンド」よろしく王道中の王道トレードですね。
しかも使用するのは、一目均衡表の雲とMACDのみ。
トレードに必要なツールは出来るだけシンプルな方が再現性が高くなりますからね。
ちなみにこの手法はエントリーよりも決済のやり方がミソとなるので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
では、さっそく具体的なトレード方法をみていきましょう。
一目均衡表×MACDトレードのエントリー方法
各テクニカル指標のパラメーターは以下で設定。
【一目均衡表の設定】
転換線:9
基準線:26
先行スパン:52
【MACDの設定】
期間:9&26
【ローソク足の時間】
1時間足
4時間足
日足
【通貨ペア】
ドル円など。(基本的にどの通貨ペアでもOK)
【売買ルール】
・ローソク足が雲の上で推移している時にMACDとシグナルがゴールデンクロスしたら買い
・ローソク足が雲の下で推移している時にMACDとシグナルがデッドクロスしたら売り
以上。
めっちゃ簡単でしょ。
ローソク足が雲より上で推移しているか、下で推移しているかでトレンド方向のフィルターをかけます。
雲より上なら上昇トレンド、雲より下なら下降トレンド
トレンドの判断はこれだけでOK。
この状態でMACDとシグナルがクロスするのを待ち構えます。
ちなみに、MACDのゼロラインは考慮しません。ゼロラインをフィルターにすると売買チャンスが少なるからです。
もちろん、MACDとシグナルがクロスしてもローソク足が雲の中にあればエントリーしません。
この手法はシンプルなので迷うことはないでしょう。
トレードする際に精度を求めるなら、
雲を抜けた付近でMACDとシグナルがクロスしているタイミングを狙うこと
です。
このタイミングでエントリーできれば、そのままトレンドに乗れる確率が高くなります。
ただし、精度を求めるとエントリーチャンスが減るのでそこは悩ましいところですが。。。
一目均衡表とMACDを組み合わせた手法は、日足か4時間足でトレードしますが、1時間足でやるときには少しコツが必要です。
1時間足でやる時はデイトレードでやること
です。
というのは、エントリーする時間が遅くなった場合、寝てる間に決済ポイントが来てしまうので、損してる場合はエライ大損失になる可能性があります。
なので、デイトレをやる場合は、遅くとも寝る前に決済できるように、午前中に売買サインが出たときだけに絞ってエントリーしたほうがいいでしょう。
日足とか4時間足だと、ローソク足が確定するのに時間がかかるので、決済タイミング的にはさほど影響はありません。
特に相場初心者さんは日足から始めるのがいいでしょう。
テクニカル指標は時間足が長いほどダマシが少ないということもあります。
日足よりも週足や月足の方がより簡単ですが、それだと期間が長すぎてエントリーチャンスがないので、良し悪しですけどね。。。
まずは、日足から始めて慣れてきたら4時間足、1時間足と短くしていくやり方がいいと思います。
では次に、決済方法について解説します。
一目均衡表×MACDトレードの決済方法
一目均衡表とMACDを組み合わせた手法の利食いや損切りは、MACDを使って行います。
決済方法は全部で4つあります。
エントリーよりも決済が難しいのは当たり前なので、状況に応じて4つの決済方法を使い分ける必要があります。
では、1つずつ見ていきましょう。
【決済①MACDとシグナルがクロスした時】
・ゴールデンクロスで買いエントリーした後に、デッドクロスしたら決済
・デッドクロスで売りエントリーした後に、ゴールデンクロスしたら決済
ここでも、ゼロラインは考慮しません。
利益確定か損切りかは状況によりますが、とにかくエントリーを反対方向にクロスしたら決済します。
なお、利食いした後に再度エントリーサインが出たら、再度エントリーしていきます。
また、MACDで決済する時に注意すべきなのは、MACDとシグナルの線がクロスしきれないまま重なって動いている時です。
こういうときはクロスのダマシであることが多いので、決済は待った方がいいでしょう。確実にクロスするまで待ってからでもさほど利益に影響しませんから。
【決済②MACDがダイバージェンスした時】
・ローソク足は上昇してるのにMACDは下落している場合は買いの決済
・ローソク足は下降してるのにMACDは上昇している場合は売りの決済
ご存知の方もいると思いますが、ダイバージェンスとは、ローソク足とMACDの動きが逆行している状態をいいます。
ダイバージェンスが起こると、トレンドの転換が起こりやすくなります。
なので、買いエントリー後、ローソク足は上昇してるのに、MACDが下方向に動いていたら利食いをします。
ダイバージェンスはトレンドの転換を狙うので、ギリギリまで利を伸ばせるのがメリット。
ただし、判断がムズいのでチャートを見て慣れておくことが大事です。
ダイバージェンス慣れ
ですね。
なお、ダイバージェンスが発生して利確した後に、再度同方向にエントリーサインが出てもトレンドが転換してる可能性が高いので、エントリーは見送ります。
【決済③エントリー後に雲の中に入った時】
・エントリー後にローソク足の実体がすべて雲の中に入ったら決済
ローソク足の実体がすべて雲の中に入ったら決済します。
これは損切りになるパターンですね。
ローソク足が雲から抜けたタイミングでエントリーした時によく起こります。
いわゆる三役好転や三役逆転のブレイクのダマシってやつですが、雲の中に入ると乱高下しやすいので、潔く損切りしましょう。
しばらくは再度トレンドが発生するのを待って、MACDの動きに注視すればまたチャンスは来ます。
【決済④直近の高値を切下げた安値を切り上げた時】
・買いエントリー後に直近高値を切り下げたら決済
・売りエントリー後に直近安値を切り上げたら決済
例えば、買いポジションを持ってるときに、直近の高値を切下げた場合は決済します。
これはダウ理論というやつで、高値を切り上げられなかったということは、売り圧力が強かったということになり、トレンドの転換を示唆しているからです。
売りポジの場合は、直近の安値を切り上げてきたら決済します。
この決済ルールは、インジケーターがトレンド方向を示していても行います。
ダウ理論は値動きだけに注目したプライスアクションなので、単純に値動きはインジケーターよりも早いサインを出してくれるからです。
ここは従ったほうが無難でしょう。
というわけで4つの決済タイミングでした。
さて、一目均衡表とMACDを組み合わせた手法はいかがでしたか?
参考になれば幸いです。
では、レッツ!トレード!
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