どーも、一目マフィアです。
あなたはトレードする時に時間軸を意識してますか?
この動画では一目均衡表の基本数値と時間軸の重要性についてお話しします。
相場では縦軸の価格だけでなく横軸の時間も合わせて考えることが必須となります。
なぜなら、時間には人の心理が含まれているからです。
一目均衡表の開発者である一目山人さんは「相場は時間で決まる」という考え方を証明するために、相場の膨大なデータをしらみつぶしに調査しました。
テクニカル指標のほぼ全てが「いくらになったら買い」「いくらになったら売り」という視点からの分析になります。
「価格が25日移動平均線まで下落してタッチしたら買い」とか、そういった価格を重視した戦略がほとんどですよね。
でも少し視点を変えて「いつになったら買い」「いつになったら売り」というような分析方法をしてみたらどうなるのだろう?と考えて検証したのが一目均衡表の時間論です。
時間の概念を取り入れるだけで焦らずに待てるようになりますし、驚くほど安定感が増します。
ぜひ最後までご覧ください。
一目均衡表の変化日とトレンド転換の関係とは
一目均衡表の時間論では『一定の期間をもって相場の均衡には変化日が訪れる』とされています。
基本的に変化日は相場が転換する時と考えます。
ココは重要なポイントですね。
なぜ変化日=トレンドが転換するときなのか?というと、長期投資をしてる投資家や短期売買を繰り返すトレーダーなど、市場参加者の多くが価格だけでなく時間に縛られて投資をしているからです。
先物取引は限月取引(げんげつとりひき)といって取引できる期間が決まってますし、月末、月初、五十日など決まった日に取引を行う投資家達が、様々な事情を抱えて新規売買をしたり利益確定や損切りをしています。
投資行動には時間制約がありある一定の周期性を持って繰り返すことが多いのです。
ここで肝心なのが、変化日に至るまでの時間ということになります。
これについては一目山人さんは過去の膨大なデータを検証して体系化することにより、基本数値と対等数値という2種類の時間が存在することを突き止めました。
時間という以上、そこには数値が必要ですが山人さんは過去の指標から相場の周期に非常に重要な影響を与える数値を見つけたのです。
それこそが『基本数値』と呼ばれるものです。
一目均衡表をお使いの方ならお馴染みの9、17、26という数字が基本数値のベースとなります。
この3つの数字が「自然の摂理を体現したもの」という認識に行き着き、これらを単純基本数値と定めました。
17は9を2倍して1引いた数字、26は9を3倍にして1引いた数字になります。
なぜ1引くのかというと、例えば9本上昇して9本下落する周期の場合、真ん中にあたる1本は上昇と下落の周期と重複して数えてしまうので、1を引いているのですね。
単純基本数値が9、17、26という数字なのはなぜ?
一目山人さんは過去の膨大なデータを検証した結果、相場の値動きは9、17、26の周期で安値から高値へ、またそこから安値へといった値動きの節目を作ることが多いということを突き止めたのです。
9を一節、17を二節、26を三節と呼んでいます。
9、17、26の基本数値は三節で一期と呼ばれており、ローソク足が26本でひとつの相場だと言われてます。
さらにこの3つの基本数値を組み合わせて1を引くなどすることにより、合計で10通りの基本数値を編み出されたのです。
9、17、26、33、42、65、76、129、172、200~257
これらが一目山人さんの考える10の基本数値です。
例えば33は17×2から1を引いた数字、三節である26が3回続くと76で一巡(78だが重複した2本分を引くと76)
相場によっては200や257という数字が重要になるとも考えられています。
ちなみに、単純基本数値の26はザックリ1か月を意味すると考えられているので、日足ベースで用いるのが基本と言われてます。
また一部の研究者の間では基本数値に13や21を加えると、週足でも用いることができるという人もいます。
ちなみに私は4時間足でも1時間足でも、30分足でも5分足でもこの基本数値の概念は当てはめることが出来ると思っていますし実際に使ってます。
このように、基本数値のサイクルを数えてトレンド転換の時期を探り売買タイミングを見つけていくのが一目均衡表の時間論となります。
単純基本数値を実際のチャートで確認する
このチャートでは、左端の赤丸の高値から赤丸の安値までの間はローソク足が17本、次の黄色の丸の安値から黄色の丸の高値までの間が26本、次の青丸の安値から青丸の高値までの間が9本でした。
もちろん1、2本の誤差が生じる場合もありますが実際のチャートでもこれだけ基本数値のサイクルが存在して、基本数値のサイクルで一旦上昇や下落が止まっていることがわかります。
これはそれまでのトレンドが変わる変化日だといえますね。
こうして基本数値に沿ったサイクルを調べることによって、価格だけでなく時間を考慮した予測が立てられるようになってきます。
例えば、安値を切り上げてからローソク足が9本上げて、更に17本目まで上げて一旦高値を付けて軽く調整、こごで来たらその後26本目まで上げて三節になるのではないか?
というような予測を立てることができます。
「いつ頃にいくらぐらいが高値になるかな」ということがわかれば、買いポジションを決済する目安になりますし、逆に一旦三節が終了した時点で売りポジションを立てる目安にもなります。
とはいえ、毎度毎度のように基本数値が当てはまるとは限りません。
その時はどうすればいいのか?
対処するには3つの考え方に当てはめればいいです。
基本数値通りに動かなかった時の対処方法
①三節である26本目付近でトレンドが転換しなかったら更に33本、42本目までトレンドが続くと考える
通常1つの波動は三節で一期と言われており、おおよそローソク足が26本目で終了することが多いと統計的には判明しています。
ですが、それをもあっさりと超えていく時は、次の波動が始まって一巡に向かっている可能性が高いと判断します。
そんな時は、33本、42本、65本目と目標となる基本数値を目安にトレンドが転換するのではないか?と考えます。
②1つ前の高値安値、2つ前の高値安値からサイクルを数え直す
ローソク足が26本目付近になって何の変化もない場合は、高値安値の数え方をミスってる可能性があります。
もちろん基本数値といえど毎度ピタリ当てはまることはないですが、基本的に1、2本の誤差で合うことが多いです。
なので、明らかに目標の基本数値を飛び越えていったり、逆に本数が足らない時は、起点となる地点を間違えています。
そんな時は最初に目星をつけた高値安値地点から1つ前の高値安値から数えるか、2つ前の高値安値から数え直してみましょう。
③基本数値以外の別サイクルが存在してると考える
一目均衡表には基本数値以外に対等数値と呼ばれる数値があります。
対等数値とは基本数値にとらわれない異なるサイクルが繰り返されるというもので、これは主にトレンドが続かなかったことを意味するのでレンジ相場で当てはまる事が多いです。
安値から高値までの本数とその高値から次の安値までの本数が等しくなるのが対等数値。
『高値⇒安値』と『安値⇒高値』がほぼ同じ本数になります。
単純基本数値とは違う時は、対等数値の可能性を考えるといいでしょう。
まずは、単純基本数値で時期を予測して、合わなければココで話した対処法に切り替えていくといいと思います。
是非今度のトレードに取り入れてみてはいかがでしょうか。
ということで、一目均衡表の基本数値と時間軸の話はこれで終わります。
最後までご覧いただきましてありがとうございました!
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