どーも、一目マフィアです。
この記事では一目均衡表の三大理論である波動論と時間論の2つを使ってトレードする方法を実演していきます。
ネットで時間論や波動論を検索してみると、波動論と時間論の基本や成り立ちを説明をしているブログはあれど、具体的な使い方について解説しているブログってほぼ無いですよね?
なので、ここで波動論と時間論を組み合わせた具体的なトレードの仕方を紹介していこうと思います。
結構レアな情報になると思うのでぜひ最後までご覧ください。
最初に時間論と波動論について少し説明しますが、理解している人は飛ばして後半を見てください。
ではさっそくいってみましょう。
一目均衡表の時間論についてサラっと解説
まずは、時間論の基本についてサラっとお話します。
一目均衡表には価格変動には定められた時間のサイクルが実在するとしています。
それが基本数値と呼ばれるものです。
基本数値には、9 17 26 33 42 65 76 129 172 200~257という数字があり、時間論を説明するときには絶対に切り離せない数値です。
基本数値をベースとしたサイクルとは、高値と高値の期間や、高値と安値の期間、安値と安値の期間、安値と高値の期間のことを指します。
そして、基本数値で示されている時間で高値を付けたり、または安値を付けるというサイクルが存在するとされています。
実際にチャートを見てみると、オレンジの線の高値と安値の期間は『17』、ピンクの線の高値と安値の期間は『9』、青の線の高値と安値の期間は『26』というように、基本数値のサイクルで高値と安値を付けているのがわかります。
一般的なテクニカル指標では、縦軸の価格を推し量るために作られたものが多いですが、一目均衡表に限っては縦軸の価格も、横軸の時間も同時に導き出すことができるのです。
未来がわかるってマジでヤバいですよね?
この基本数値を使ったサイクルが解れば、何日後に高値を付けそうだから利食いの目安にしようとか、何日後に安値を付けそうだから買いの準備をしよう、といった予測を立てることができますよね。
また、基本数値には安値から高値、高値から安値が同じ日数になることもあります。
これを対等数値といいますが、こういったことも覚えておけばトレードがしやすくなります。
また、基本数値のサイクルの一部が重なる重擬という現象が起こったり、基本数値と基本数値のサイクルの間に不規則なサイクルが入る隔擬というものもあります。
もちろん、時間論というのはもっと深い理論ですが、いざトレードで使う分には基本数値だけ覚えておけば十分だと思います。
この時間論に波動論を組み合わせていきます。
ということで、次に波動論についてサラっと説明しておきます。
一目均衡表の波動論の重要部分をサラっと解説
波動とは高値から安値、または安値から高値といった価格の動きを波として捉えたもので、その波の動きからトレンドを分析しようとしたものです。
一目均衡表ではI波動、V波動、N波動という3つの波動を基本波動として考えます。上昇、下降していくときはV波とV波が繋がったり、I波とV波が繋がってN波動となり、トレンドが発生していきます。
そして波動には他にも『P波動』という波動があります。
P波動とは縮小波動のことで、小さな波の上下動が何度も繰り返されて、時間の経過とともにその上下動の価格変動が小さくなっていくものをいいます。
これはダウ理論でいうところの、三角持ち合いと近いですね。
このP波動には、徐々に下値が切り上げられていく形のものや、反対に上値が切下げられていく形のものもあります。
そして、このP波動は中間保ち合い時に起こることが多く、高値と高値を結んだラインを上抜けると上昇トレンドが発生し、安値と安値を結んだラインを下抜けると下降トレンドが発生しやすくなります。
波動論も奥が深いですが、あまり研究しすぎると沼にハマっていくので注意が必要。相場から利益をあげることが目的なので、この部分だけ覚えるだけでも十分だと思います。
はい。
では、この波動論と時間論を組み合わせて、トレードする具体的な方法を解説していきます。
波動論×時間論で儲けよ!
波動論と時間論を組み合わせたトレードでのポイントは2つ。それだけ覚えれば大丈夫です。
流れとしては、波動論でエントリー方向を決めて、時間論で決済の目安を決めていく形になります。
まずは、片っ端からチャートを開いてP波動が出ている通貨ペア、銘柄を探します。
または、これからP波動が出そうな通貨ペア、銘柄を探します。
P波動が出ているペアを見つけたら、ローソク足がP波動のラインを抜けるのを待ちます。
そして、ローソク足がP波ライン抜けたらその方向にエントリーします。
なぜP波動が出た後でローソク足がラインを抜けた方向にエントリーするのかというと、P波動から抜けた方向にN波動が発生する可能性が高くなるからです。
また、どちらの方向に発生したN波動が有効に機能しやすいかについては、現在の時間足よりも大きい時間足を見て総合的に判断することが大事です。
例えば、日足では上昇しそうな形でN波動が発生しつつある状態の時に、4時間足でP波動を形成しており、そのP波動のラインを上に抜けて来た場合、その後N波動が完成して一気に上昇していく確率が高くなります。
なのでエントリーしようとしている足の上位足をみて波動が出そうか?すでに出ているか?などの状態を確認することが重要となります。
無事に条件を満たしてエントリーしたら、次は時間論で決済のタイミングを測ります。
P波動の後でN波動が発生した場合、N波動の始点から数えて基本数値や隔擬や重擬のサイクルで高値、安値になる可能性が高くなります。
9、17、26という基本数値はベースとなるので、その辺りを目安に利食いを考えていきます。
このチャートでは、かなり大きな上昇トレンドが発生しているので、65の数値まで上昇しています。ここまで伸びるのは稀なので、26本を過ぎたらトレーリングストップで追従していくといいでしょう。
なお、N波動の大きい波は前回起こったN波動の基本数値と隔擬、重擬することが多いので、その数値を目安にすればおおよその利食いポイントが導き出せます。
もちろん、そう都合よくいかずに、利食った後でさらに思惑の方向に動いてしまうこともあるでしょう。
もしくは、思惑通りに動いても利食いを遅らせた結果、価格が反転して逆に損したなんてこともあるかもしれません。
エントリーポイントを厳選したり、どの数値まで伸びそうかについては、何度も経験を積んで感覚を掴んでいくしかないと思います。
毎日チャートをみたり、過去のチャートを検証していると段々と感覚が掴めるようになってきます。
私も日々勉強中です。頑張っていきましょう。
ということで、波動論と時間論を使ったトレード方法について解説しました。
↓動画版でも解説してます↓
では、最後までご覧いただきありがとうございました。
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