どーも、一目マフィアです。
この記事では一目均衡表の雲を使った短期トレンドの終わりを見極める方法をご紹介します。
おそらくこれはネットや書籍では知り得ない話だと思います。
FXや株をトレードしていて、トレンドが出ているからトレンド方向に押し目買いでエントリーしたら、そのまま下落していったという経験はありませんか?
トレードで勝ちやすいといわれてる押し目買い、戻り売りですが、トレンドの終わりで参入して損を出すことが多く、意外に難しい印象があります。
もちろんトレンドの初期段階で参入できれば成功する確率は高くなりますが、そうそう都合のいい時間帯に巡り会えません。
ですが、トレンドの終わりを把握できていれば、最低限エントリーを見送るという選択は可能です。
これにより、無駄な損失を回避することができます。
これから紹介するトレンドの終わりの見極め方は、ネットの情報や有料のコンテンツでも知ることの出来ないレアな内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
ではいってみましょう。
トレンドが一旦終了するには売買が活発になる必要がある
短期トレンドの行方を見極めるのに、一目均衡表の雲を使います。
一般的な雲の使い方としては3つあります。
①ローソク足が雲を終値で抜けた方向にエントリー
②ローソク足が雲の上にあれば上昇トレンドで下にあれば下降トレンドと判断する
③トレンドが発生中に雲にタッチしたらトレンド方向にエントリー
といった使い方ですね。
他にも分厚い雲は反発しやすいとか、雲に入るともみ合いになるとか諸説ありますが、はっきり言って雲にタッチしたから反発するという根拠も、雲を抜けたからといって、その方向にトレンドが発生するという根拠もありません。
雲といっても、ただ過去にどの価格帯で取引が行われたのかを視覚的に見やすく現したものにすぎないからです。
なので雲をエントリーのサインに使ってはいけないということです。
また、トレンドの判断には雲とローソク足だけでは足らず、遅行線も必要になってきます。
↓遅行線の使い方についてはこちら↓
で、私は雲をエントリーサインではなく、トレンドが継続するか否かを推し量るために使ってます。
雲を見れば投資家の売買履歴がわかる
雲を観察すると、薄い細い雲とか分厚い雲があったり、水平だったり傾斜がついてたり様々な雲がありますよね。
この形を見れば投資家が過去に取引したおおよその売買履歴がわかってきます。
先行スパンAとBは過去の26日間と52日間の取引値の中心値を示したラインなので、雲の部分の価格帯ではそれだけ活発に売買が行われたということになります。
つまり投資家が売買した軌跡だといえます。
雲が分厚い価格帯は広範囲かつ多くの取引が行われたという解釈ができますし、雲が薄い価格帯は薄賄いであったといえます。
これって結構な指標になると思いませんか?
この性質を活せばトレンドの継続を見極めることができるのではないでしょうか。
雲の厚さを実践形式で解説してみます
例えば、トレンドが発生して上昇している辺りの雲は細くて薄くなっています。
そして、一旦トレンドが終わり調整に入る段階では、雲が分厚くなっています。
この仕組みを解説すると、まずトレンドが発生したときには売り方よりも買い方が多いので上昇していきます。
更に過去の高値である抵抗線で売りから入っていた逆張りトレーダーが踏みあげられて損切りの買い注文を入れるので、こうして買いに買いが重なって上昇トレンドになっていきます。
この時は売りが少なく買い持ちしている人が多いので雲が薄くなります。
次に、上手く上昇トレンドに乗れた人も、ある程度上昇したところで利益を確定させるために利食いをする必要があります。
上昇トレンドに初期段階から仕込んでいたのは誰でしょうか?
それは機関投資家やヘッジファンドなどの大口のトレーダーです。
この人達が利食いをするのにうってつけなのが、上昇トレンドの継続を信じて押し目で買おうとしている個人トレーダーです。
鴨が葱を背負って来るわけですね。。。
こうして個人トレーダーが高値で掴まされるわけですが、ここで、売りと買いが活発に行われることで雲が段々と分厚くなっていきます。
そして利食い売りの圧力が強くなってくると、上昇に陰りが見えはじめて今度は高値で掴まされた個人トレーダーの損切りの売り注文が入ります。
この辺になると、雲が更に分厚くなってきます。
ここで新規で売りから入るトレーダーも参入してきた場合、売り圧力が強くなって下落していくことになります。
新規の売りが少なければもみ合いのレンジ相場になりますね。
つまり、トレンドが発生している時に雲が明らかに分厚くなってきたら、トレンドが一旦終わる目安になるということです。
もちろん、そこから本格的にトレンドが転換するかについては、その後の雲の状態や遅行線の動向を見なければわかりません。
あくまでそのトレンドの一波は終了ということです。
雲が厚くなってローソク足が一旦雲の中に入っても、しばらくもみ合った末に再度雲が細くなってきて、ローソク足が雲を抜けてくればその時にトレンドの方向にエントリーすればいいだけの話です。
この事を知っているだけで他の個人トレーダーよりも、かなり有利になるのではないでしょうか?
雲の厚さを見ればトレンドの未来がわかる
ということで最後にまとめます。
雲の厚さを注意深く観察すればトレンドの未来が予測できるようになります。
おおよその利食いタイミングがわかりますし、雲が分厚い時は押し目買いを控えれば損は避けられます。
逆に上昇トレンド中の押しでも雲が分厚くならなければ、もう少しそのトレンドは継続するとみることができます。
雲が薄い分厚いという判断は明確に数値化できるものではないので、ある程度実践での感覚になってきますが、毎日チャートを見ていれば段々わかるようになってきます。
慣れないうちはこの雲は『明らかに分厚い』『明らかに薄い』とパッと見たらわかる雲から始めれば大きく外すことはないでしょう。
↓動画はこちら↓
ということで、この動画では短期的なトレンドの終わりを見極める方法をお届けしました。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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